指揮者・音楽家としての想い

 Musizieren…「音楽する」ということを大切にしています。音楽するとは何か。定義の範囲を超えたこの問を追求していくことが教育に畑を変えた今でも私が音楽する理由です。言葉にすることが憚れるこの問に私なりの考えを出したい。
 「心より出て、心へ還らん」ベートーヴェンが、そして師匠村方千之が大切にしていた言葉です。「音楽する」ということはこの言葉のままにあると思っています。
 私たちは「音楽する」ことにより私たちの心を解放していきます。また「音楽を聴く」ことにもよりその心を開いていきます。そして私たちは「音楽を共有」することにより、より大きな何かを得ます。音楽という芸術はそういった心と心を通わせるもの。ジャンルは関係ありません。クラシックでもメタルでも、歌謡曲でもエンターテインメントでも…全ての良い音楽には心、ハート、温度があります。
 電子機器の普及を通じて私たちは日常的にその機会を得ることが出来るようになりました。にも関わらず、音楽する人、生で音を聴く人が、持続的なものとしてあり続けるのはなぜでしょうか。それは本物を届けんと日夜努力を重ねるプロの方々と業界の方々の弛まない努力もあるでしょう。そしてそれ以上に、私たちの心がそれを欲しているからに他ならないからだと思います。
 私たちプレイヤーや聴衆は評論家ではありませんから技術論、精神論とそういったものに束縛されることは、本来はありません。強いて言うのであれば心技一体が私たちの理想です。そしてそれに磨きをかけてくれるのが評論家の役割です。心が音楽を豊かにし、技がそれを再現する。また技を磨くことで私たちの可能性を開き、その開かれた可能性に感性が宿る。これはプロアマを問うものではなく、老若男女、私たち音楽する1人1人が心に留めておきたいことだと思っています。音楽を通じて、技術や心、そして音楽することを伝えていきたいと思っています。

 指揮を村方千之、作曲を佐々木邦雄、クラリネットを林啓太、声楽を山本由佳子、山崎弘光氏に各師事。高校1年から吹奏楽部で指揮を振りはじめたことをきっかけに音楽の魅力にとりつかれて指揮者の道へ。高校卒業後も母校指導の傍ら音大生らと共に学校訪問指導や大学吹奏楽を指揮する。大学卒業後は指揮者の道を志し、各方面で本格的に音楽の手ほどきを受け始める。2007年に村方指揮法教室に入門、2011年にはSEN室内オーケストラにてプロでも活動開始。音楽指導においても、イエナプラン教育のエッセンスを生かし、人の成長や社会につながっていく方法を提案している。

現在は写真の紹介のみですが、今後リンクを貼って整備していきます。

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